株式会社OZ様
株式会社OZは、各企業から預かる膨大な健康診断データを管理する業務において、人力での目視確認が限界を迎えるという課題を抱えていました。
そこで、これらの確認・管理業務を自動化するアプリの新規開発のため、マイナビTechTus Engineeringにシステム開発をご依頼いただきました。
今回は、プロジェクトを担当された青柳様に、導入に至った背景から開発を終えた率直な感想、そして今後の展望まで詳しくお話を伺いました。
開発プロジェクト概要
開発支援前の課題
開発支援内容
開発支援後の成果

株式会社OZ 代表取締役社長 青柳様
社長として経営を牽引しながら、現在も自ら現場で産業医としての実務をこなす。
今回のアプリ「Yellow Brick」新規開発プロジェクトでは、現場の課題を熟知する産業医ならではの視点を活かし、プロジェクトを推進。

マイナビ 営業

マイナビ 開発サポート担当 久保


まずは、今回弊社にご依頼いただいた開発プロジェクトの概要と、開発を検討されるに至った背景や課題についてお聞かせいただけますでしょうか。

一番の課題は、さまざまな企業様からお預かりする膨大な量の健康診断データを、一つひとつ目視で確認する作業が限界に達していたことです。
クライアント数が少なかった頃はなんとか対応できていましたが、100社以上と増えていくにつれて、人力では到底追いつかない状況になりました。
最初から最後まで人力でチェックするというのはあまりにも非効率です。
この作業をなんとか自動化したいと考え、アプリ開発の構想に行き着きました。

そういった背景がある中で、開発会社をどのように選定されたのでしょうか。
また、弊社を選んでいただいた決め手があれば教えてください。

今回は初めてのアプリ開発だったため、まずは業界で長く開発経験のある知人に「こういうことを考えているんだけど」と相談し、システム開発に精通した外部パートナーを紹介してもらいました。
今回のプロジェクトもサポートしてくれているその外部パートナーに様々な会社を比較検討していただいた結果、最終的にマイナビさんをご紹介いただきました。
また、「マイナビ」というネームバリューが非常に大きかったです。
名前が通っている会社さんなので、安心感がありましたね。

ありがとうございます。
実際に弊社にご依頼いただき、印象に残っていることはありますか?

すごくフレンドリーで話しやすかったことが印象的でした。
私はシステム開発の知見がなかったのですが、お二人は専門用語を並べるようなこともなく、とても丁寧に接してくださいました。
専門知識がない私にも分かりやすく寄り添ってくれたことは、本当にありがたかったです。

ありがとうございます。
プロジェクト当初から気をつけていたのは、青柳様のご要望とシステム側の仕様との間で、最適なバランスを取ることでした。
ビジネス側としては「あらゆる業務や例外対応もすべてシステムで吸収したい」というご要望がある一方で、開発側からは予算の制約や「発生頻度の低いレアケースにどこまで対応すべきか」といった仕様上の現実的な意見が出ます。
私はその間に入り、双方の視点をすり合わせて最適解を見つける『翻訳者』としての役割を強く意識していました。
そのためにも、業務フローの把握を開発側に任せきりにせず、私自身も深く理解した上でプロジェクトを進行するよう心がけていました。

私自身、既存システムで健康診断データを扱う経験はありましたが、ゼロからの構築は今回が初めてでした。
開発を進める中で、産業医の方々の業務フローなど、最初は見えていなかった深い部分まで一緒に考えながら作っていけたのは、私自身にとっても非常に良い経験になりました。
一方で、健康診断のフォーマットは想定以上に多様で、完全に自動化することの難しさも痛感しました。
まだ完璧とは言えない部分もあるため、今後さらに使いやすく改善していきたいと考えています。

また今回、データを読み取るOCRツールの選定も任せていただき、複数のサードパーティー候補を比較調査を行いました。
各社にヒアリングを進めると、「健康診断のフォーマットは固定されたものがなく、医療機関によってばらばらのため、OCRで読み取る書類としては最も難易度が高いとされていて、最終的にはOCRで読み取った結果を人間の目検でダブルチェックしている」という実態が分かりました。
これが業界全体の大きな課題なのだと痛感し、我々がいち早くこの課題を解決するシステムを作らなければと強く感じたのを覚えています。

実際にアプリが完成し、すでに稼働を開始していますが、現段階での成果や率直なご感想をお聞かせください。

すでにクライアント1社に導入していただき、ストレスチェックの運用も大きな問題なく一通り終了しました。
そして、この実績をお話しすると「うちも試してみたい」というお声をたくさんいただいています。
リリースしてわずか1ヶ月ですが、すでに導入を前向きに検討してくださっている企業が9社、さらに追加で2社からご依頼があり、合計11社からお声がけいただいている状況です。

それだけお声がけが増えると、青柳様お一人で対応できるのかというリソースの問題も出てきそうですね。

まさにそこが今の課題なのですが、マイナビさんは「システムを作っておしまい」という会社ではなく、リリース後のマンパワー不足などについても親身にアドバイスをくださり、非常に助かっています。
また、開発当初から「ほとんど説明書を見なくても、1回習えば誰でも操作できるくらいシンプルなものにしたい」とずっとお願いしていたのですが、その要望を見事に叶えていただき、本当に誰でも直感的に使えるものに仕上がり、ありがたかったです。

ありがとうございます。
最後に、今後の展望についてお聞かせください。

元々は自社のクライアント様向けに作ったアプリという側面が強かったのですが、将来的には外部への販売も検討していきたいですね。
ただ、売った後にサポートしきれないという事態を防ぐためにも、まずはしっかりとサポートできる体制を整えることが先決だと考えています。
最後に、今回は初めての開発で紆余曲折もありましたが、マイナビさんはシステム開発の知見がない私の曖昧な要望や、漠然としたアイデアをうまく解釈して、形にする能力が本当に高いと感じました。